命の大切さを知ってもらおうと娘を小児がんで亡くした父親による講演会が富山県滑川市の中学校で開かれました。
6日滑川中学校で開かれた「いのちの授業」。
講師の鈴木中人さんは、30年前、当時小学1年生(6歳)の長女・景子ちゃんを亡くしました。
景子ちゃんは3歳で小児がんを発症し、3年間闘病生活を送っていました。
*いのちをバトンタッチする会 鈴木中人代表
「入学式、子供にも家族にも明日への希望はいっぱいある。でも景子ちゃん(長女)にはその明日がもうありませんでした。」
「今できることを一生懸命やる。命がいっぱい輝く。その輝きは死んでもなくならない。景子ちゃんから教えてもらいました。」
鈴木さんは全校生徒約500人を前に自身の体験を話し、「自分の命や家族の絆を大切にしてほしい」と訴えました。
*いのちをバトンタッチする会 鈴木中人代表
「もしあなたの大切な人が涙を流したら言葉はいりません。隣に座って手を握ってあげてください。そして自分も忘れないでください。家族がいてくれるひとりぼっちじゃない。」
*生徒
「命は一つしかないので大切にしたいと思った。」
*生徒
「悪口とか言わないようしっかり良い関係が作れるようにしていきたい。」
*生徒
「友達の命も大切にしていきたいし他の人の命も大切にしていきたいと思った。」