梅雨入りを前に、住民の水害への危機意識を高めてもらおうと県は6日、熊野町で洪水が起きたときにどのくらい浸水するかを示した標識を設置しました。
熊野東防災交流センターに設置されたのは、洪水が起きたときに想定される浸水深を示した標識です。
【若木記者】
「熊野町のこのあたりでは近くをにある熊野川が氾濫した場合、最大で1.8メートルの高さまで浸水する可能性があります」
県では住民の水害への危機意識を高めようと、こうした洪水標識の設置を2023年度から始め、昨年度までに7つの市町で53か所に設置しています。
今回の標識周辺では西日本豪雨の際、熊野川が氾濫し、住宅に浸水するなどの被害が出ました。
【県河川課・児玉光樹グループリーダー】
「水害の危険性を認識してもらい、実際の洪水時の住民の避難の実効性を高めていきたい