兵庫県幹部による情報漏えいの責任を取るため、知事が自身の給与をカットする条例案を提出しました。
兵庫県・斎藤元彦知事:
保有文書を適正に管理すべき立場にある組織の長にして責任を重く受け止め。
斎藤知事は、県議会に自身の給与を3カ月間50%カットする条例案を提出しました。
斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の私的な情報を、当時の総務部長が漏えいしたと第三者委員会が認定したことなどを受けたものです。
一方で漏えいは「知事らの指示だった可能性が高い」との指摘については斎藤知事は否定していて、真相が解明されない中での議案提出となりました。
県議会では「責任の取り方が不十分」と反対の声も多く、12日の閉会日に可決されるのかが焦点となります。
青井実キャスター:
情報漏えいの指示を認めていないけれども給与を減額するという対応ですが、県議会からは反対の声が上がっている訳ですが。
SPキャスター中村竜太郎さん:
斎藤知事を支持している人もいると思うんですけども、一般的におかしいのではというふうに思っている人も大勢いると思うんですよ。まず、第三者委員会の判断は非常に重いじゃないですか。それを本人が認めないというのはおかしいと思いますし、こうした状況を地方行政の在り方としてそのままにしてはいけない、悪影響を及ぼすというふうに私は見ているんです。
青井実キャスター:
今後の動き注目ですが給与カットが可決されなかった場合、この後、斎藤知事はどうするべきだと考えますか。
SPキャスター中村竜太郎さん:
斎藤知事としては今回のことで幕引きを図りたいというふうに考えていると思うんですけど、責任を取って辞める、県民の信を問うという判断もあるのではというふうに思いますね。
青井実キャスター:
いずれにしても12日の閉会日に可決されるのかが焦点となっています。