100年以上の歴史がある「盛岡芸妓」について、盛岡商工会議所などでつくる後援会は25歳未満という年齢制限をなくして研修生の再募集を始めました。
宴会の席で踊りなどを披露する「盛岡芸妓」の後援会では後継者を育成するため、2年間毎月10万円を支給し、その間に稽古を積んでもらう研修生を「もりおか舞妓」という名称で募集していました。
当初、対象は25歳未満に限定していて、これについて後援会の会長を務める盛岡商工会議所の谷村邦久会頭は4月「男性が若い人を好むのは当たり前」と発言し、波紋が広がっていました。
その後、応募はあっても採用に至らない状況が続いていることもあり、後援会では5月15日からこの年齢制限をなくしました。
これについて6月5日の会見で谷村会頭は次のように述べました。
盛岡商工会議所 谷村邦久会頭
「誤解やよくない印象を生んでしまった、そういう風に思っている。ホームページで年齢制限なくし、いつでもどういう年代の方でも入ってもらいたい」
盛岡芸妓は明治時代95人在籍していましたが、現在（6月5日時点）活動するのは4人となっていて、後援会では期限を設けずに希望者を募集しています。
