2025年の上半期に岩手県内で発生した労働災害による死傷者は2024年の同じ時期より約15%増加しました。
岩手労働局によりますと、2025年1月から6月までに県内で起きた労働災害による死傷者は623人で、2024年の同じ時期より83人増えました。
このうち死亡した人は2人で、こちらは3人減っています。
業種別にみると死傷者が最も増加したのは「運輸交通業」で、2024年の同じ時期より26人増えました。
次いで「製造業」で19人の増加となっています。
また最も多い事故は「転倒」で214人、次いで「墜落・転落」が102人でした。
夏場は熱中症による労働災害も懸念されることから、岩手労働局では水分や塩分のこまめな補給など職場における対策を周知するとしています。