のぼり旗に描かれた「レトロピカル指宿」。
こちらは「レトロ」と「トロピカル」をかけあわせた指宿市のキャッチコピーです。
そんなイメージを込めた懐かしくも南国ムード漂う新たな“ご当地グルメ”が、5日、お披露目されました
指宿産のオクラや山川漬をトッピングしたまぜそばに…ほどよい酸味のタンカンジャムを練り込んで焼き上げたレモンケーキ。
そして彩り豊かなコース料理の前菜。
これらはいずれも、「アロハの街」指宿市で商品化されたご当地グルメ、その名も「レトロピカルグルメ」です。
指宿市の魅力を発信しようと市内の飲食店など26店舗が参加し、メニューの開発に取り組みました。
メニューには必ず、指宿市産の農水産物や加工品が使われています。
参加店舗の代表
「どの店舗に行ってもおいしそうなものが掲載されているので、ぜひ指宿に来た時はレトロピカルを味わってほしい」
メニューには大きく分けて3つの傾向が。昭和の雰囲気漂う「レトロ」。
南国ムードいっぱいの「トロピカル」。
その2つを兼ね備えた「レトロピカル」です。
こちらは県産黒毛和牛の焼き肉を、オクラを練り込んだ米粉パンで挟んだハンバーガー。
指宿の竜宮伝説にちなみ「玉手箱バーガー」と名づけられました。
指宿市営の唐船峡そうめん流しは、マスを使ったたたきと姿造りに、指宿産の食べられる花「エディブル・フラワー」を添えトロピカル感を演出しました。
これまでも「温たまらん丼」や「勝武士ラーメン」といったご当地グルメが人気を集めてきた指宿市。
新たな展開に関係者の期待も高まります。
参加店舗の店主
「指宿市の良さと飲食店の良さを見せる機会の一つになれば」
打越明司・指宿市長
「食べ物はその街のクオリティの一つ。2回でも3回でも来て何度でも指宿を楽しんでもらえたら」
レトロピカルグルメは指宿市内の26店舗で5日から提供が始まります。
夏休み期間中は観光やイベント情報などを発信するアプリ、「いぶすきさんぽ」を使ったスタンプラリーも予定されているということです。