きのう、熊野町の農家の倉庫から２５０キロ以上のコメが盗まれたと被害の届け出があり、警察が窃盗事件として捜査を進めています。
【被害にあった男性】
「こっちが…（保冷庫開ける）こういう状態になってました盗られた状態ですねこれが。」
コメの価格の高止まりに消費者が苦しむ中、熊野町では、ついに…。
【片平記者】
「現場の倉庫です。入口は2カ所あり、犯人がどちらから入ったかはわかっていませんが、保冷庫の中からコメが盗まれたということです」
盗まれたのは、熊野町出来庭の農業用倉庫の中の保冷庫に保管されていた玄米、およそ２５０キロです。
【被害にあった男性】
「がっくりきましたね。１年間つくって盗られたとわかったときは」
こう話すのは、警察に被害届を出した男性です。
男性によると、盗まれたコメは、町内にある田んぼで去年の秋に収穫したもので、販売目的ではなく、近くに住む男性のきょうだいや親せきと消費するために保管していたものでした。
コメの管理はきょうだいで行っていて在庫状況は時々確認する程度で、倉庫の鍵はかけていなかったといいます。
今年４月中旬に確認した時にはコメ袋はたくさんあったということですが、１カ月半後の今月１日、男性の妹が確認すると…
【被害にあった男性】
「コメが全然ないこっち開けてもないこっちも４個しかないというから発覚したんですね。コメ泥棒にあった、というのは」
きょうだいの誰も持ち出していないということで、男性はきのう、警察に被害を届け出ました。警察は窃盗事件として捜査を進めています。
【被害にあった男性】
「怒りはありますけど戻ってこないからあきらめるしかない悲しいというか…」
