福岡市の水族館、マリンワールド海の中道に「2万匹」が仲間入りです。

5日午後4時ごろ、マリンワールド海の中道に赤いトラックで運ばれてきたのは、体長10センチほどの「マイワシ」です。

その数、2万匹!

愛媛県で水揚げされ、はるばる8時間かけてやってきました。

大水槽に運ぶため、まずはトラックから移動用のタンクへ。

◆記者
「バケツリレーが始まりました。スタッフの皆さん、手際よくイワシをタンクへと運びます。素晴らしい連携です」

2万匹の大移動は飼育員たちのバケツリレーで行われます。

「魚へん」に「弱い」と書く「イワシ」。

文字通りとても繊細な魚で、壁にぶつかり、うろこがはがれると死んでしまうこともあるといいます。

そのため、イワシを傷つけないよう少しずつ運ぶこの方法がベストなのだそう。

特別に、取材した記者も手伝わせてもらいました。

◆記者
「重たい。重たかった、想像以上。慎重にそっと渡さないといけないんですよね」
◆魚類課スタッフ
「そうです」

Q.こちらはだいたい何杯分くらい?
◆魚類課スタッフ
「100杯です」
◆記者
「100杯!まさに体力勝負ですね」

1時間以上かけてバケツリレーを終えると、専用のクレーンでタンクを釣り上げ、大水槽へと運びます。

そして、大水槽の中にゆっくりタンクを沈めると…

◆記者
「新入りのイワシたちが一斉に泳ぎ出てきました。列をなして泳ぐ姿、幻想的でとても美しいです」

2万匹の仲間が加わり、群れをなして泳ぐ姿はまさに圧巻!

6日以降も私たちを楽しませてくれそうです。

テレビ西日本
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