「未来社会の実験場」をコンセプトに開催されている大阪・関西万博。
これと連動し、今月末、滋賀県で初公開のオペラに富山県南砺市の親子が特別招待されることになりました。
5日の万博会場。
披露されたのは南砺市五箇山に伝わり、日本最古の民謡とされる「こきりこ」です。
日本の伝統文化を世界と次世代に伝えようと「越中五箇山こきりこ唄保存会」のメンバー15人が特別出演しました。
万博の開会式でも使用された「こきりこ」。
南砺市は地域をPRする絶好の機会と捉え、日本の伝統文化や郷土芸能を通じて未来を託す子どもたちの育成に取り組む「いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト」に参加しています。
このプロジェクトが今回、実施するのが…。
「地球の叫びオペラ『みづち』」です。
初公演の新作で、ストーリーは主人公の若者、小太郎が日照りに苦しむ村を救うため伝説の水の妖精「みづち」を求めて旅に出る壮大な冒険ファンタジー。
*作・台本 古典研究家 丹治富美子さん
「生命の輝く地球を維持していくために人類はどう生きていかなければならないか、 『みづち』に託されている」
*主人公・小太郎役 テノール歌手 小堀勇介さん
「私たちの地球を守ろうというメッセージを込めて歌いたい」
*作曲 富貴晴美さん
「大河オペラを創るという思いで挑んでいる。かなり傑作。ぜひ、琵琶湖に来てください。」
会場となるのは滋賀県。プロジェクトの実行委員会はこのオペラに南砺市の小学5年生以上から高校生までの子どもとその保護者を特別に招待します。
*田中幹夫市長
「大阪・関西万博においても社会がどんどん変わっていく中で特に環境、いのちをどう次の世代、未来として考えていくか。富山からもたくさんの方に見に行ってもらえれば」
「地球の叫びオペラ『みづち』」の公演は今月28日から2日間。
南砺市在住の子どもとその保護者の特別招待は、初日の28日で、大型バスによる送迎付きだということです。