破産手続きを進める仕出し弁当の製造会社富山市の「ユニオン・ランチ」は未払いとなっていた5月分の給与を支払うと従業員に伝えました。
今年4月、富山市の「ユニオン・ランチ」は経営の悪化でおよそ5億7900万円の負債を抱え富山地方裁判所に自己破産を申請し、従業員130人余りが先月30日で解雇されました。
解雇通告を受けた従業員でつくる労働組合は今月4日時点で会社側からは「4月分の(21日~30日)賃金は未払いが確定的」で、5月分の賃金も業務内容によって「支払われる人と支払われない人が出る見込み」だと伝えられていました。
しかし、その後会社の破産管財人から「給与の支払いについて裁判所の許可が下りた」と従業員宛に6日連絡があり、9日に5月分の賃金が全員分振り込まれることになったということです。
組合は、引き続き未払いとなっている4月分の賃金と退職金の支払いを根気強く求めていくとしています。