韓国の新大統領に李在明氏が就任したことをめぐり、自民党副総裁の菅義偉元首相は5日、「日韓関係が安定して前に進むよう、様々なレベルで意思疎通を図っていくことが大事だ」と強調した。超党派の日韓議員連盟の役員会で述べた。
日韓議連の会長をつとめる菅氏は役員会で、新大統領の就任を受け、4日に祝意のメッセージを送ったことを明らかにした。
さらに菅氏は、「日本国内では、韓国のこれからの政策の行方について、大きな注目が集まっている」とした上で、「日本と韓国は、互いに国際社会の様々な課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国だ」と述べた。
また、「隣国であるがゆえに、難しい問題も存在する」と指摘し、「国交正常化60周年を迎えようとする本年、日韓関係が安定して前に進むよう、様々なレベルで意思疎通を図っていくことが大事だ」と強調した。
日韓議連は、8月にも韓国を訪問し、李大統領を表敬訪問したい考え。