ホタルイカ漁を意外な視点で疑似体験できる新たな設備が、富山県滑川市の「ほたるいかミュージアム」に導入されました。
「ほたるいかミュージアム」に新たに導入されたのは、AR=拡張現実の技術を備えたタブレット端末で、定置網に入り込むホタルイカの視点で、漁を疑似体験できます。
開発は漁師の監修のもと行われ、定置網の構造まで忠実に再現し、ホタルイカのリアルな動きにこだわったといいます。
*リポート
「360度どの方向を向けても見ることができますね。網の中にホタルイカが入っていった。上を見上げると水面の方も見ることができます」
この設備は国の交付金を活用し、滑川の定置網漁の仕組みを楽しく学べるようにと制作されました。
手がけたのは、「ほたるいかミュージアム」がおととし導入したVR=仮想体験の開発者と同じ富山市の石村卓也さんです。
*制作者した石村卓也さん
「自分で好きな視点でホタルイカの流れを見てもらって、こういう風にホタルイカは
捕まえられているんだと分かってもらえたりして、漁業に興味を持ってもえたら凄く嬉しい」
この設備は一般向けには7日からプレ運行が行われ、本格運行は来月25日からの予定です。