ロシアのプーチン大統領が、ウクライナへの反撃を通告しました。
アメリカのトランプ大統領は自身のSNSで4日、ロシアのプーチン大統領とウクライナの戦闘をめぐり電話会談したことを明らかにしました。
会談の中でトランプ氏は、ロシアの空軍基地に対するウクライナの大規模な一斉攻撃などについて、「プーチン氏が非常に強い口調で反撃しなければならないと言っていた」「有意義だったが、即時の和平につながるようなものではなかった」と振り返りました。
また、電話会談に先立ちプーチン氏は、2日に行われたウクライナとの直接交渉について担当者から報告を受け、その様子が公開されました。
ウクライナ側が一時停戦やゼレンスキー大統領との首脳会談を求めていることに対して、プーチン氏は「テロを行う相手と誰が交渉するのか」と述べ、停戦や首脳会談の実施に否定的な考えを示しました。
プーチン大統領:
明らかに交渉プロセスを妨害する目的で行われた。この状況で首脳会談をどのように開催し何を話し合うべきか。
またプーチン氏は同じ日にローマ教皇レオ14世とも電話会談し、「政治的・外交的手段を通じてウクライナ和平を実現する意向」を改めて表明していて、国際社会に和平交渉に取り組んでいる姿勢を強調しました。