広島高速5号線の二葉山トンネルが貫通し、4日地元住民に公開されました。

【辰已麗キャスター】
「およそ5分ほど距離にして400mほど歩いた場所で広島駅側から掘り進めてきた機械が見えてきました」

広島市東区で建設中の広島高速5号線二葉山トンネル。
今年4月、シールドマシンによる掘削が完了し、4日、貫通後のトンネル内部が地元住民に公開されました。

【辰已麗キャスター】
「シールドマシンの左手に見えているのは岩盤、まだまだ工事は進んでいくんですが、貫通したということでひとつ大きな節目を迎えたと言えそう」

広島高速5号線は、広島空港へのアクセス向上を目的に1号線と広島駅北口を結ぶ自動車専用道路です。
このうち二葉山トンネルでは、マシンのトラブルなどの問題で作業の中断が相次ぐなどしましたが、予定より1年前倒しで掘削作業を終えました。

【地元住民】
「地盤沈下があったという話も聞いていて、なかなかできないのかなと思っていたが、意外と思ったより早くできたんだなと思って」

掘削は完了しましたが、地元住民からは引き続き、工事中の騒音や振動に対する不安の声が寄せられています。

【広島高速道路公社・小倉宏彦建設部長】
「まだ工事は残っているので、気を引き締めて着実に進めていきたい」

《スタジオ》
現状10分から12分程かかっている広島駅北口から高速1号線にかけての道が5分から7分短縮されるということになります。
そして、その先は山陽道につながり広島空港へ続いていくということなので、リムジンバスなどの移動時間が見立てやすくなるといった効果も期待されています。
費用面ですとか地域住民への影響を考えると賛否両論ありそうですね。

【コメンテーター:広島大学法学部・吉中信人学部長】
「周辺の住民の方々の安全が第一なんですが、これが開通すれば利便性が格段に高まるっていうことは間違いないと思います」

テレビ新広島
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