愛媛県発注の工事の入札を巡り、非公表の情報を漏らすなどした罪に問われている県職員の男ら4人の初公判が松山地裁で4日に開かれました。全員が起訴内容を認め、県職員の男は動機を「元職員への恩義」と証言しました。

起訴状などによりますと、愛媛県職員の鈴木俊博被告(58)は去年、県が発注した久万高原町内の2つの工事を巡り、県職員OBの宮崎裕文被告(62)を通じて、非公表の価格に関する情報を久保建設の元社長・久保陽生被告(61)ら2人に漏らし、工事を落札させた罪などに問われています。

4人は起訴内容を認め、鈴木被告は被告人質問で価格の情報を漏らした動機を「宮崎被告には仕事で相談に乗ってもらうなど恩義があった」などと証言しました。

検察は「公平性を害する悪質な行為だった」などとして、鈴木被告と久保被告に懲役1年6カ月、宮崎被告ら2人に懲役1年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。

判決は7月15日に言い渡されます。

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テレビ愛媛
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