6月4日の山陰地方は晴れて気温が上がり、米子や松江では、5月下旬以来の久しぶりの夏日となりました。一方で、9日以降に梅雨入りが予想される中、「高温多湿」の6月をどう快適に乗り切るか取材しました。

青空が広がり、初夏の日差しが降り注いだ4日の山陰地方。
最高気温は、松江で25.1℃、米子で27.4℃、鳥取で25.9℃と汗ばむ陽気に。
米子では2週間ぶり、松江では1週間ぶりの夏日となりました。

公園で遊ぶ親子:
「きょうはすごく良い天気でお散歩日和です」
「あちゅい」

5日以降もさらに気温が上がる見込みで、6日と7日は最高気温が30℃を超えると予想されています。
一方で9日からは曇りや雨の日が続く見込みで、まもなく「梅雨入り」を迎えそうですが、6月は大雨の日や真夏のような暑さの日が交互にやってくるような天気に注意が必要です。

村上遥アナウンサー:
湿気が増える梅雨には、様々な危険が潜んでいます・カビやダニによる健康被害・食中度の危険性そして熱中症の危険性などです。こういったリスクを回避するためのグッズはどのようなものがあるのでしょうか。

松江市のホームセンターでは、熱中症対策のコーナーが設けられています。

村上遥アナウンサー:
風で快適に過ごせる空調ウェアが最近人気が高まっていて、去年の同じ時期と比べて3倍の売り上げになっているということです。とっても涼しいです。

このホームセンターで、今最も問い合わせが多いのが「空調ウェア」です。
当初は「作業着」として需要がありましたが、その後デザイン性も向上し、最近ではキャンプやゴルフなどアウトドアレジャーで使う人が増えているといいます。
2024年6月の熱中症による搬送者の数は、島根県、鳥取県ともに50人を超えています。
本格的な夏が訪れる前に早めに、そしてしっかりと熱中症対策を取ることが必要であることを裏付けています。
真夏のような暑さが同居した梅雨を乗り切るためにミストが出る携帯型の扇風機や首元を冷やすクールネックリングなどを買い求める人も多いということです。

村上遥アナウンサー:
カビの発生しやすい梅雨の時期は、排水溝の掃除をすることも大切です。

「高温多湿」の梅雨、嫌な臭いの元となるカビや細菌の繁殖を抑えるパイプ洗浄剤に、普段より2割ほど売上が伸びるという除湿剤、そしてナメクジの駆除剤など、この時期のニーズに応える品ぞろえに力を入れています。

また、6月は食中毒の発生件数が増えてくる時期です。
調理済みの料理を常温で放置しない、食べ物を十分に加熱する、食材ごとに調理器具を使い分けるなどの対策を取ることが大切です。

TSKさんいん中央テレビ
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