東日本一の規模を誇る山形・村山市の東沢バラ公園で、恒例の「バラまつり」が始まった。2025年は開花が遅れているが、鮮やかに咲いた早咲きのバラが訪れた人たちの目を楽しませていた。

新しい噴水広場で水遊びしながら涼める
東沢バラ公園には、7ヘクタールの敷地に750品種・約2万株のバラが植えられている。
全体的には咲き始めだが、早咲きのものはすでに花開き出迎えてくれた。

5月30日に毎年恒例の「バラまつり」が始まり、オープニングセレモニーでは楯岡幼稚園の年長組の園児たちがかわいらしい踊りで華を添えた。

また、ことし新たに子どもたちが水に触れて涼むこともできる噴水広場が設けられた。

赤・ピンク・オレンジ…さまざまな香りも楽しめる
園内のバラは開花が例年より約1週間遅れていて、花が開いているのは約1割。
それでも真っ赤なカーディナルや、ピンクのカザンリクなど早咲きのバラが鮮やかに園内を彩っていた。

山形市から訪れたという人は、「何十年ぶりに来たが感激した。写真全部撮った。真っ赤が好きだけどピンク・オレンジもきれい」と。
また、村山市から来た人は、「すごくきれい。もう少しバラがいっぱい咲いたらにおいも良いので楽しみ」と話してくれた。

香りが強い品種のバラが集まっているエリアには、白にオレンジのコントラストがとてもかわいらしい花が咲いていて、香りをかぐととても甘い香りでいやされる。
柔軟剤のような甘い香りがするものや、紅茶のようなさわやかな香りがするものなど、品種によって香りの違いが楽しめるのもバラの魅力。
園内のバラは6月中旬に一番の見ごろを迎える。

村山市商工観光課・石澤永晴さん:
東日本で1番規模の大きい公園になるので、たくさんの品種のバラを見比べて楽しんでほしい。これからの季節暑くなるので、噴水の水も浴びてバラも楽しんでほしい。

「バラまつり」は6月29日まで開かれ、週末にはさまざまなイベントも企画されている。

(さくらんぼテレビ)