アジア大会のボランティアに市民が無断で登録された問題で、名古屋市の議連会長の藤田和秀市議が取りまとめた名簿でも「身に覚えがない」などの問い合わせがあったことがわかりました。

 2026年に開かれるアジア大会のボランティアをめぐっては、名古屋市の上園晋介市議が、以前名刺を交換した26人を無断で参加登録していたことが明らかになり、4月27日に副議長を辞職しました。

 この問題について6月3日、市の議連会長を務める藤田和秀市議が取材に応じ、自身が提出した名簿に含まれていた9人からも、「身に覚えがない登録をされた」などといった連絡が寄せられていたと明らかにしました。

 藤田市議によりますと、9人は知り合いの団体から提供を受けたボランティアの参加希望者リストに含まれていたということで、団体の中で説明や意思確認が不足していたとしています。

 そのうえで、9人のうち3人は参加の意向を示していますが、残りの6人は「検討中」だということです。

 市議会の複数会派では、議員1人に30人のノルマがあったことがわかっていて、市では近く市議らが取りまとめた名簿について、参加の意思確認を進めるとしています。

東海テレビ
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