福島県南相馬市のバラ園では、3千株を超えるバラが見ごろを迎えている。
南相馬市小高区の「横田のバラ園」。2011年の震災と原発事故後、立ち入りや農作物の出荷などが一時制限された地域で「地域の活気を取り戻そう」と3年前に開園した。
震災前は、サクランボなどの果物を育てていた横田芳朝さん・裕子さん夫婦が丹精を込めて育てた約3500株のバラが甘い香りで訪れる人々を出迎える。
訪れた人は「しょっちゅう来て見れるっていうのがすごく楽しみ、癒されるもんだって」と話す。
横田のバラ園・横田芳朝さんは「南相馬全体バラの季節になれば、バラの香りいっぱいですよ、なんていうのね。たわいもない夢ですけどね、そんなこと考えてますね」と話した。見ごろは6月上旬までということだ。