6月2日朝、仙台塩釜港にはオホーツク海で操業した世界で唯一の捕鯨母船が入港し、ナガスクジラの生肉を水揚げしました。

2日朝、仙台塩釜港に入港したのは捕鯨母船・関鯨丸です。捕鯨はクジラを捕獲する捕鯨船と、捕獲したクジラを解体・冷凍して運ぶ捕鯨母船で行われ、関鯨丸は世界で唯一の捕鯨母船です。

今年は水産庁が捕獲対象にナガスクジラを加えたことを受け、初めてオホーツク海で操業を行い、2日は捕獲した25頭のうち約1.5トン分を生肉として船から降ろしました。生肉は仙台のみならず、札幌、豊洲、大阪などにも運ばれるということです。

共同船舶 所英樹社長
「ナガスクジラは味でいうと王様と言われています。生で食べてもすごくおいしいが、少しあぶっても身が硬くなりにくい。おいしい生のクジラの肉を全国の方に味わっていただきたい」

ナガスクジラの生肉は仙台では6月3日、中央卸売市場で競りにかけられます。

仙台放送
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