秋田・由利本荘市で5月30日、高速道路を走行していた高齢者マーク付きの軽自動車が、本線上でハザードも点けず急停止した。その後運転手の男性は、車外に出て、車の後ろを確認し車内に戻った。

高速本線上で突然停車した車…

片側一車線の高速道路を走る車の前に、高齢者マークをつけた黒い軽自動車が走っている。

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直後、前方に障害物などがないにも関わらず、車は突然スピードを落とすとハザードも点けずに完全に停車した。

(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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後ろを走ってた車は、寸前のところで追突を免れた。

後続車の運転手:
なぜ止まるという感じです。普通、高速(道路)で止まること自体があり得ないので。自分の後ろにも車がいたので、追突されたらどうしようと。

高齢男性運転手が驚きの行動に

なぜ、高速道路で突然停車したのか。そう訝しんでいると、前の車の運転手はさらに驚きの行動にでた。

運転席のドアが開き、男性が外へ出た。左手を上げ軽く会釈すると、運転席を指さし何かを説明している様子だ。

(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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後続車の運転手:
「エンストしたから止まったんだ、悪いな」みたいな感じ。結構年配の方だった。別に焦っているわけでもなく、テンパっているわけでもなかった。

高齢の男性は、追突されなかったかを確かめるためか、車の後ろを確認すると車内に戻った。

そしてエンジンをかけると、車を路肩に寄せた。現場は秋田・由利本荘市の日本海東北自動車道の松ヶ崎亀田インターチェンジ付近だ。

弁護士が警鐘「衝突の可能性も」

今回の男性の行動について、交通ルールに詳しい弁護士はこう指摘した。

(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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交通ルールに詳しい高山俊吉弁護士:
このドライバーが、(高速道路の)本線上に停めたところに問題がある。いわんや車から降りて、自分の車に損傷がないか調べている。そういう時に車が突っ込んでくる可能性があることを意識しないといけない。危険意識が失礼ながら足りないと思います。
(「イット!」5月30日放送より)

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