シンガポールの老舗レストランと新潟県内の飲食店がタイアップしたキャンペーンが開かれています。食をきっかけに様々な分野で交流を深めていくことが期待されます。
新潟駅の駅ビルに店を構える肉まん専門店。
県産食材を生かした様々な餡の肉まんが並ぶ中、人気商品となっているのがご当地ラーメンから発想を得た“長岡生姜醤油まん”です。
【氏田陽菜アナウンサー】
「噛んだ瞬間に生姜のピリッとした辛みが広がります。もちもちでふわっとした生地にも生姜の香りがしみ込んでいて、とてもおいしいです」
生姜がアクセントの肉まん、実は新潟とアジアを結ぶ特別な一品なんです。
4月、県庁に姿があったのは、オンエンチュアン駐日シンガポール大使とシンガポールの老舗レストラングループのオーナーを務めるウォンさん。
花角知事に紹介されたのは、ウォンさんの店で国民的な人気だという生姜を使った調味料・ジンジャーソースと県産食材を組み合わせた料理です。
現在、新潟市内の10の飲食店とタイアップし、県産食材とジンジャーソースを生かした特別メニューを提供するキャンペーンが開かれていて、長岡生姜醤油まんもその一つ。特別メニューを試食した花角知事も舌鼓を打ちます。
【花角知事】
「生姜の香りがしっかり効いている」
県とシンガポールはこれまでも関係を深めようと、おととしに花角知事が現地を訪問。
新潟米など県産品をトップセールスし、ウォンさんとも意見交換すると、その魅力を感じたウォンさんが県産食材の生産現場を視察に訪れるなど交流を続けてきました。
そうして実現した今回のキャンペーン。
【オンエンチュアン駐日シンガポール大使】
「新潟のことを知って国の人に紹介したい」
【花角知事】
「もちろん双方向が大事だと思っている」
“食”をきっかけに互いに今後様々な分野に交流を広げていきたいとしていて、大使は新潟への投資にも触れました。
【オンエンチュアン駐日シンガポール大使】
「国と国のレベルの関係だけではなくて、これからシンガポールと各県の関係も強く深めたいと思う。DXとかGXとか、GXといえば新潟で洋上発電もある。シンガポールの投資もあり得ると思う」
一層の関係強化に向け…キャンペーンは6月末まで開かれています。
