愛媛県今治市大三島町の大山祇神社で31日、恒例行事の御田植祭が行われ、見えない稲の精霊と勝負する一人角力(ずもう)が奉納されました。
五穀豊穣を祈る御田植祭は鎌倉時代から伝えられる伝統行事で、毎年、旧暦の5月5日に行われています。
県の無形民俗文化財に指定されている「一人角力(ずもう)」は、力士が見えない稲の精霊と三番勝負を繰り広げ、今年の稲の出来を占うものです。
市の職員扮する行司と力士が登場し、ユーモラスな仕草で相撲を取ります。勝負の結果2勝1敗で精霊が勝利、今年も豊作間違いなしとなりました。
松山からの見物客:
「力がこもってて、すごく面白かったです」
静岡からの見物客:
「(精霊の勝利で)ぜひいいものになって頂きたいですね。それこそお米の問題もあるから余計に」
この後、小学生の早乙女たちが稲の苗を一本一本丁寧に植えて行きました。植えられた苗は秋に収穫され神様に供えられます。
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