教育に携わる者とは思えない教員の不祥事。児童ポルノを約500本所持していた小学校の教員が懲戒免職処分となった。自らも数十本の児童ポルノ映像をSNSで知り合った複数の人物に提供するなどしていたという。

小学校教員が「児童ポルノ映像」所持

懲戒免職処分を受けたのは、佐賀・唐津市の小学校に勤務していた37歳の男性教員。

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佐賀県教育委員会によると、男性教員は、去年(2024年)1月ごろから、SNSで知り合った複数の人物から児童ポルノの映像約500本を受け取っていた。

またその後、この男性教員は自らも数十本の児童ポルノ映像をSNSで知り合った複数の人物に提供するなどしていた。

「自分で撮影したことはない」

男性教員は、「自分で撮影したことはない」と話していて、「決してやってはいけないことだと深く反省しています」と話しているという。今年(2025年)3月、男性教員が警察から任意の聴取を受けていたことから発覚した。

県教育委員会は5月27日、会見を開き「この度は大変申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

佐賀県教育委員会の会見(2025年5月27日)
佐賀県教育委員会の会見(2025年5月27日)

また、このほか、同僚の女性職員の胸を触ったり抱きついたりするなどのわいせつな行為をしたとして、県立学校に勤務する40代の男性教職員と、公立小学校に勤務する40代の男性教員の2人を停職処分としている。

後を絶たない教員のわいせつ行為

県教育委員会は、今年(2025年)2月にも男性教諭が18歳未満の少女の体を触るわいせつな行為をしたとして県内の公立学校で勤務していた男性教員を懲戒免職処分している。

佐賀県教育委員会の会見(2025年2月13日)
佐賀県教育委員会の会見(2025年2月13日)

県教委は会見を開いたが、男性教員の勤務先や年齢のほか、被害者との関係性や事案の発生時期、発覚した経緯など詳しいことは被害者保護を理由に明らかにしなかった。

去年(2024年)は飲酒運転、女性に対するわいせつ行為など相次ぐ不祥事で中学校の男性教諭が次々に懲戒免職となり、佐賀県教育委員会の幹部が何度も頭を下げ、教育長も陳謝する事態となったが、今年(2025年)も教員の不祥事が続いている。

(サガテレビ)

サガテレビ
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