アメリカのトランプ政権による留学生の受け入れ停止措置をめぐる対立が続くハーバード大学で、29日、卒業式が開かれました。
ボストンのハーバード大学で開かれた卒業式で、アラン・ガーバー学長は留学生やその家族に向けて「世界各国からハーバードに集まった皆さん、これこそがあるべき姿です」と祝辞を述べました。
大学への助成金の凍結や留学生の受け入れ資格の停止などの圧力をかけているトランプ政権に対し、改めて対決姿勢を示した形です。
一方、アメリカメディアによりますと、マサチューセッツ州の連邦地裁は29日、留学生受け入れ停止措置の差し止め命令を当面延長することを認めましたが、ハーバード大学の留学生を取り巻く不透明な状況は依然として続く見通しです。