新聞などのネット記事を会社内で無断で共有した著作権法違反の疑いで、コンサルティング会社の代表らが書類送検された。
書類送検されたのはコンサルティング会社「ジェイ・ウィル・エックス」代表の男性(60)ら2人で、おととし7月から去年10月までの間、インターネット上に掲載されている報道機関のニュース記事を無断でコピーし、メールで社員に送信した著作権法違反の疑いが持たれている。
記事には有料会員でないと閲覧できないものも含まれていたということで、社員は記事を見て、グループ会社のファンド運営や業務に活かしていたとみられている。
代表らはこれまでにおよそ1万3000件の記事を社員に共有していて、調べに対しおおむね容疑を認めているという。
新聞記事などの著作物の複製は、個人や少人数での私的な使用や教育機関の授業の中で使用する場合などの一部例外を除き、原則は著作者の許諾が必要となる。