岩手競馬は2024年度分の収支が4億1000万円の黒字となり、岩手県などから受けている融資への返済に過去最高の2億500万円をあてる見通しとなりました。
これは、5月29日に開かれた県競馬組合議会の定例会で示されました。
県競馬組合によりますと、2024年度の岩手競馬の発売収入見込み額はインターネット販売が好調だったことなどにより、前の年度を1割ほど上回る670億円となりました。
一方、競走馬の施設の整備費用などがかさみ、当期利益は前の年度を8000万円下回る4億1000万円の黒字の見通しとなりました。
これを受け組合では、県や盛岡市、奥州市から受けている約330億円の融資に対し、当期利益の2分の1に当たる過去最高額の2億500万円を返済にあてる見通しです。
正式決定されれば5年連続の返済となり、残りの額は320億円あまりとなります。
