山形・河北町の住宅街で目撃されたのは、方向転換し、撮影者に突進してくるイノシシ。
町では連日、イノシシの目撃情報が上がっていて、29日も警戒が続いています。
撮影者は「住宅街に出たのは初めて見て、ここまで下りてきてしまったのかと驚きです」と話しました。
撮影者によると、イノシシの体長は約90cm。
住宅街に2時間ほど居座ったあと、今度は川沿いへ移動。
町の職員など約20人で警戒にあたり、網などを使って捕獲しようと試みますが、なかなかうまくいきません。
走り回るイノシシとの格闘を続けること約6時間。
人けのない農地の方へ行方をくらましたため、捕獲は断念されたということです。
撮影者は「一度人里に来ると、今後も次々と来るようになってしまうのではないかと不安です」と話します。
現状、町役場に人や物への被害報告はきていませんが、町は「イノシシを見かけても、不用意に近づかず、決して刺激を与えないように」と注意を呼びかけています。