長崎でも5月ですでに真夏日となる地域も出ているなか、これから注意、警戒が必要なのが「熱中症」です。

暑さの本番を前に、注目の「最新熱中症対策グッズ」を取材しました。


KTN記者
「ハンズ長崎店には入口に入るとすぐにひんやりスプレーや冷却リングなど多くの熱中症対策グッズが置かれている」

4月初旬から設けられている特設コーナー。

約150種類の熱中症対策グッズが並びます。

ハンズ 季節品担当 津山摂子さん
「すごく売れている母の日があったし、父の日も控えているので、熱中症対策グッズはプレゼントのひとつとしてよく売れている」

津山さんによると、2025年のトレンドは「コンパクトで持ち運びやすいもの」。

こちらはスマートフォンに取り付けられるハンディファンです。

KTN記者
「あー涼しい、でも日差しが…そんなときは日傘に取り付けることができる」


火照った体を冷ます「氷のう」は、繰り返し使えるケース付きが人気です。

ハンズ 季節品担当 津山摂子さん
「以前は女性の方が熱中症に対して敏感だったが、最近は男性、サラリーマンやおじいちゃんとか。対策は皆さんしている」
「熱中症対策だけでなく、おしゃれのひとつとしても活用してもらえたら」


長崎地方気象台によりますと、長崎県内の気温は8月にかけて平年より高くなる見込みです。

熱中症リスクが特に高いのが、工事や建築の現場など屋外で働く人たちです。

作業員が安全で快適に働けるための最新の熱中症対策グッズを集めた展示会が長崎市で開かれています。

主催したのは作業着などを取り扱っている「九州ワーク」です。

九州ワーク 納所佳民 社長
「これから気温が28度や30度になる時期になるので、この5月に開催しようとなった」

展示会には約20社から300アイテムほどがズラリと並んでいます。

屋内、屋外を問わず、現場作業員の必須アイテムとなっているのが「冷感ウェア」です。

KTN記者
「お!着た瞬間、触れた瞬間に一気に背中に冷たさが広がります」

2025年に新発売のこの商品は、冷やすだけでなく暖めることもでき冬場にも活躍します。

特に注目を集めたのが「熱中応急セット」です。

体を冷やすための冷却材やタオルのほか、応急マニュアルなども入っていて、すでにほぼ完売となっています。

職場での熱中症の重症化を防ぐため、6月1日に「労働安全衛生規則」が改正されることから、購入する企業が増えたということです。

九州ワーク 納所佳民 社長
「基準に基づいて企業側も対応していかないと罰則が発生する」
「この酷暑のなかに少しでも安全面と体を涼しくできる対策をしてもらって、みなさまに安全な環境で仕事してもらいたい」

本格的な暑さはこれから。早めに熱中症対策が大切です。

テレビ長崎
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