プレスリリース配信元:パーソルHD
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」を目指し、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)の取り組みを通じて一人ひとりが活躍できる組織・社会を目指しています。そのうち重点テーマである女性活躍推進に関し、2030年までに女性管理職比率37%、2026年までに1日以上男性育休取得率100%を目標として定め、さまざまな取り組みを推進しています。このたび、2024年度実績をお知らせいたします。
■女性管理職比率および男性育休取得率の目標と現状
パーソルグループでは、DEIにおけるKPIとして、女性管理職比率と男性育児休業等取得率(以下、男性育休取得率)の2項目を設定しています。女性管理職比率は、2030年までにグループにおける総合職の女性比率と同等の比率である37%を目指し、経営の直轄組織であるジェンダーダイバーシティ委員会をはじめ、グループ各社で取り組みを推進しています。グループ内の女性管理職比率の2024年度実績は27.6%と、前年(2023年度実績)比2.0pt増で過去最高となりました。
また男性育休取得率(1日以上)は、2026年までに100%を目指す中、2024年度実績は84.3%。前年(2023年度実績)比11.3pt増で過去最高となりました。
(※1)Asia Pacific SBU および当グループ各社に雇用されている派遣スタッフの正社員を除く数値。国内グループ会社を対象に集計(無期雇用の派遣スタッフは除きます)。ただし、国内グループ会社共通の人事管理システムの導入が完了していない一部会社は除きます。
(※2)2022 年度より当該年度中に配偶者が出産もしくは養子縁組を開始した従業員のうち、当該年度中に育児休業および育児目的休暇制度を利用した者の割合を算出(2021 年度までは育児休業のみ、かつ翌事業年度以降に利用開始した者も含めた割合を算出)。
■外部からの評価
・Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index銘柄選定。
・MSCI日本株女性活躍指数(WIN)銘柄選定。
・パーソルホールディングスのダイバーシティ推進などが評価され、一般社団法人 日本取締役協会が主催する「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー(R)2024 」において、「特別賞・東京都知事賞」を受賞。
・ジェンダーダイバーシティ委員会など経営層の積極的なDEI推進が評価され、株式会社三菱総合研究所が主催する第6回「プラチナキャリア・アワード」において優秀賞(「主体的キャリアによる創造」賞)を受賞。
・パーソルキャリア、パーソルビジネスプロセスデザインが、女性社員の定着率や女性管理職比率を評価され、「えるぼし」認定を取得。
■多様な人材活躍に向けた取り組み
DEIの推進にあたり、社員の属性、価値観、能力といった3つの多様性を生かすため、「トップコミットメント」「制度・環境整備」「企業文化・風土の醸成」に取り組んでいます。
1)トップコミットメント
重要指標の設定、モニタリング(女性管理職比率に加え、候補者層の男女比や内部登用率、外部採用率など8項目)、役員賞与ならびにSTI評価指標への設定、ジェンダーダイバーシティ委員会の設置、ジェンダーダイバーシティレポートの発刊に加えて、2024年度は新たに女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則である「女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles)」に賛同を表明。また経営会議(Headquarters Management Committee)の場でも、ジェンダーダイバーシティに関する議論を盛んに行っています。DEI先進企業の経営者を招き、講演と情報交換を行う取り組みも開始しました。
さらに、2024年11月の国際男性デーに合わせてジェンダーダイバーシティレポート第2号を発行。各SBU長のコミットメントや具体的な取り組み状況、多様性を包摂した組織作りの重要性を社員に向けて発信しました。
ジェンダーダイバーシティ委員会では、重要指標のモニタリングの精緻化を実現。SBUごとにポジティブアクションを含む行動計画の策定を推進するなど、2030年の目標達成に向け取り組みをより一層強化しました。
2024年11月発行ジェンダーダイバーシティレポート第2号
https://www.persol-group.co.jp/sustainability/social/diversity/topics/topics35/
2)制度・環境整備
多様な人材が活躍できる環境づくりの一環として、社員一人ひとりが時間や場所にとらわれず自律的にはたらける環境整備とキャリア形成支援を推進しています。グループ共通の取り組みとしては、リモートワークの推進、フレックスタイム制度、ドレスコードの原則自由化、キャリアオーナーシップを育むためのグループ内異動・職種体験制度、複業制度などが挙げられます。
2023年度に新たに開始したグループ内のスカウト型異動制度「キャリアスカウト制度」(※3)は2期目を終え、これまでにのべ1,000名以上のプロフィール登録があり、累計122名の転籍を伴うグループ内異動が決定しました。
また、2025年4月には男性育休取得率のさらなる向上を目指し、新しく設置された国の給付金制度(出生後休業支援給付金)についてマンガで分かりやすく紹介し、育休中の収入懸念を減らす制度啓発を実施しています。
(※3)プレスリリース『国内社員2.5万人を対象に 募集部署が直接社員をスカウトする 「キャリアスカウト制度」を10月から運用開始』https://www.persol-group.co.jp/news/20230922_12692/
2025年4月 男性育休取得率向上のため新しく設置された国の給付金制度(出生後休業支援給付金)についてマンガで分かりやすく紹介
3)企業文化、風土の醸成
イベントやセミナーの開催や、意識啓発やスキル習得のための研修を実施しています。
国内グループ全社員向けの研修としては、多様性を理解・受容していく上で必要な考え方や知識、アンコンシャスバイアスなどを学ぶe-learningを用意。2024年度は約3.5万名が受講し、2019年度の開始から6年間で累計約16.4万名が受講しました。管理職向けには、2024年度「DEIマネジメント研修」と「心理的安全性を学ぶDEI研修」の2種類を実施。年間で2種類の管理職向けの研修をのべ530名が受講し、多様な人材マネジメント手法への理解を深めました。
2024年11月には、イベント「みんなでDEIを考えるかい(通称みんでぃ)」の一環として、「パーソル育児サミット2024(※4)」を実施。男性育休をテーマにした企業対抗クイズとパネルディスカッションを通じて、企業の垣根を越えた男性育休取得の風土づくりに貢献しました。
(※4)プレスリリース『パーソル「育児サミット2024」を開催 11/19「国際男性デー」&「いい育児の日」に合わせて男性育休をテーマにした企業対抗クイズとパネルディスカッションを実施』https://www.persol-group.co.jp/news/20241118_01/
■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2025年3月期売上収益1兆4,512億円(IFRS)。
■「PERSOL(パーソル)」について < https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
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データ提供 PR TIMES
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