東北財務局は、不正に資金を流用してきた福島県の「いわき信用組合」に対し、業務改善命令を出しました。

東北財務局によりますと、「いわき信用組合」は、一般の顧客の名義を無断で使い口座を作るほか、実態のない企業を通じた迂回融資によって資金を不正に流用していました。

さらに、不正を秘密裏に管理する担当を歴代の役員が引き継ぐなど、長期間、これを隠ぺいしていました。

東北財務局は29日、「いわき信用組合」に業務改善命令を出し、「組織全体に順法精神が根付いていない」などと指摘しました。

いわき信用組合は「経営管理体制を刷新し、健全かつ適切な業務運営を行っていく」などとコメントしています。

30日、この問題を調査している第三者委員会が会見を開く予定です。

福島テレビ
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