山陰両県では28日に火事が相次ぎました。未明には鳥取県大山町で民家など4棟が全焼し、1人の遺体が発見されました。
未明の大山町の火事は、御来屋の角田隆憲さんの住宅で28日午前1時40分ごろ、付近の住民から「2階建て住宅の1階から火が出ている」と消防に通報がありました。
近くの住民:
燃えているだろうかと思ったら、上を見たら火の粉が上がっていた。
火は、角田さんの住宅から隣接の住宅などにも燃え移り、出動した消防車両など9台が消火にあたった結果、約2時間40分後の午前4時20分すぎに消し止められました。
この火事で、火元と見られている角田さんの木造2階建ての住宅1棟と隣接する住宅2棟、地区の集会所1棟のあわせて4棟が全焼しました。
そして焼け跡から1人の遺体が見つかりました。警察によると、一人暮らしだった角田さんと未だ連絡がとれておらず、遺体は角田さんの可能性もあるとみて身元の確認を進めています。このほかにけが人はいませんでした。
一方、28日午前11時すぎには、この現場から約2キロ離れた同じ大山町の古御堂で、農機具などを置いていた平屋の倉庫1棟が全焼する火事もありました。
警察によると、小屋の近くには民家などはなく、けが人や類焼は無かったということです。
警察は、この2件の火事に関連性はないと見ています。
さらに28日ごご2時半頃、安来市伯太町赤屋で火事があり、複数の民家が焼けている模様です。
午後5時過ぎの時点でも消火活動が続いていて、詳しい状況はわかっていません。