2024年6月、高松市で同僚の男性を刃物で刺して殺害したなどとして、殺人などの罪に問われている19歳の特定少年の裁判員裁判で、検察側は5月28日、懲役16年を求刑しました。

殺人などの罪に問われているのは高松市の19歳の被告の男です。起訴状などによりますと男は、2024年6月13日、高松市田村町の路上で、同僚だった解体作業員の男性に対し、殺意を持って刃物で刺し殺害したなどとされています。

裁判では、殺意の有無が争点となっていて、5月28日に高松地裁で開かれた論告求刑公判で、検察側は、「殺傷能力が高い刃物で刺し、傷は心臓を貫通し肺まで達していた。殺意があったことは明らかで、犯行態様は危険極まりない」などと指摘し、懲役16年を求刑しました。

一方、弁護側は、「刃物を持っていたのは恐怖心を持たせるためで、刺す意思や動機はなかった」などと主張しました。判決は、5月30日に言い渡されます。

岡山放送
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