地元の川へ愛着を持ってもらおうと、唐津市の小学生が6月の漁の解禁日を前にアユの稚魚を放流しました。
アユの稚魚の放流は、子供たちに地元の川に愛着を持ってもらおうと、6月の漁の解禁日を前に地元の漁業組合が10年以上前から毎年行っています。
去年は雨の影響で中止となり、2年ぶりの放流となった今年も唐津市にある伊岐佐小学校の3年生から6年生15人が参加しました。
放流したアユは体長5センチから10センチほどで、子供たちは声をかけながら約500匹を優しく送り出しました。
【児童】
「大きく育ってほしい」
「めちゃくちゃ楽しかったら、いつか、来年もしっかり逃がしたい」
「元気に育ってほしいし、1年しか生きられないけど頑張って楽しくいきてほしい」
放流したアユはしばらく岩場をすみかにして8月下旬ごろには下流に移動します。
10月ごろになると産卵のため、川に遡上してくるということです。
稚魚放流事業は相知町伊岐佐漁業協同組合が毎年取り組む。
約3000尾を4カ所で放流、そのうちの1カ所を子供たちがお手伝い。