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プレスリリース配信元:日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)

【RCIJリスクリサーチ】企業のSNSリスクに関する消費者意識調査

日本で唯一のコミュニケーション戦略におけるリスク管理に特化したカリキュラムを展開する一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(略称:RCIJ、代表理事:大杉春子)はこのたび、企業のSNSリスクに関する消費者意識調査を実施しました。

その結果、社員やアルバイトなどの不適切な投稿によるSNSでの炎上が、企業ブランド、採用、売上にまで影響を与えている実態が浮き彫りとなりました。



🔍 調査サマリー
・ 企業のSNS炎上は“日常的リスク”──91.8%が「見聞きしたことがある」と回答
炎上はもはや一部企業の例外ではなく、あらゆる組織が直面しうる“現実のリスク”となっています。

・消費者の5割超が「購入をやめる」可能性が高く、9割弱が「見合わせる可能性がある」
従業員の不適切投稿によるSNS炎上により、51.4%が「やめる、あるいはやめる可能性が高い」と回答(「ほぼ間違いなくやめる」14.5%、「やめる可能性が高い」36.9%)。
「見合わせる可能性がある」まで含めると、87.6%と、全体の9割弱が購買行動を思いとどまる可能性が示唆されています。

・対応次第で印象は「良くも悪くもなる」
対応が真摯であった場合に「かえって印象が良くなった」と答えた人が42.9%、一方「さらに悪化した」との回答も53.9%と、企業の初動対応の巧拙が評価に直結していることが判明しました。


調査結果

■ 91.8%が「従業員のSNS炎上」を見聞きしたことがある
Q:企業・団体の従業員・アルバイト、大学であれば教授や学生などが、不適切な内容(例:顧客の個人情報、職場の内部情報、不衛生な行為の動画、差別的な発言など)をSNSに投稿し、所属先の名称が分かる形で問題となった事例(いわゆる「炎上」)を見聞きしたことがありますか。
- よく見聞きする:51.1%
- 見聞きしたことがある:40.7%
- ない:8.1%

■ 炎上企業への印象「悪くなった」73.8%
Q:そのような事例を見聞きした際、その問題を起こした従業員等が所属する企業・団体に対して、あなたの印象はどのように変わりましたか。(最も近いものを選んでください)
※企業・団体側がなんらかの対応をする前の印象をお聞かせください。
- 非常に悪くなった:25.2%
- 少し悪くなった:48.6%
- 変わらない:21.6%
- 少しよくなった:2.5%
- 非常によくなった:2.1%73.8%がネガティブ印象

■ 炎上が購買行動に直結するという回答は87.6%
Q:あなたが普段利用している、あるいは購入を検討している企業で、従業員の不適切なSNS投稿による炎上が起きた場合、あなたはその企業の商品やサービスを購入したり、利用したりするのを見合わせる、あるいはやめる可能性はありますか。
- ほぼ間違いなく見合わせる、やめる:14.5%
- 見合わせる、やめる可能性が高い:36.9%
- 見合わせる、やめる可能性がある:36.2%
- 少し気になっても継続利用する:10.3%
- 全く気にならない:2.1%
- 見合わせる・やめる可能性がある以上の回答:87.6%

■ 採用面でも影響は顕著、77.3%が「応募をためらう」
Q:もしあなたが就職活動中または転職を考えている場合、従業員の不適切なSNS投稿による炎上があった企業へ応募することに対して、どのように感じますか。
- 絶対に応募しない:20.2%
- 応募をためらう可能性が高い:57.1%
- あまり気にしない:19.9%
- 全く気にしない:2.8%

■「企業の対応次第で印象が良くなった」42.9% 一方で「対応により、さらに印象が悪化した」は53.9%
Q:これまでに、SNSでの炎上事案が発生した後の当該企業の対応により、その企業やブランドに対するあなたの印象が、炎上前よりも良くなったり悪くなったりした経験はありますか。(複数回答可)
- 対応が真摯であったり、問題解決に向けて迅速かつ適切であったりしたために、かえって印象が良くなった経験がある。:42.9%
- 対応が後手であったり、謝罪文やステイトメントが不適切だったりしたために、さらに印象が悪くなった経験がある。:53.9%
- どちらともいえない/特に意識したことがない:26.2%



【調査概要】
対象:全国の一般生活者307名(20~60代、性別問わず)
内容:企業の従業員によるSNS投稿炎上に対する印象・行動変容
期間:2025年5月16日~5月18日
実施機関:一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)
目的:企業におけるSNSリスクの実態と消費者の心理的影響を可視化
方法:インターネットによるアンケート調査(単一・複数回答式)



RCIJでは、企業の広報・人事・リスク管理部門を対象に、今回の調査結果の詳細発表も含めた無料オンラインセミナーを開催します。
社員のSNS投稿が企業に与える影響の実態をふまえ、炎上・誹謗中傷・内部情報の拡散など、現場で実際に起こりうるリスクにどう備えるべきかを解説します。


オンラインセミナー概要

タイトル:社員のSNS投稿が企業リスクになる構造とその備え
 ~炎上・誹謗中傷・内部発信──企業はどう守るか~
日時:2025年6月11日(水)17:00~18:00
登壇:スマイリーキクチ氏
詳細・お申し込みはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000061037.html


日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)について

RCIJは日本において唯一、コミュニケーション戦略(戦略広報)におけるリスク管理に特化したカリキュラムを展開している専門機関です。各業界の第一線で活躍する専門家が結集し、リスク管理から危機管理広報まで包括的に網羅したプログラムを提供しています。
団体名:一般社団法人 日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)
協会URL:https://www.rcij.org/about
資格講座URL:https://www.rcij.org/qualify
協会Xアカウント:@rcijofficial


■本件に関するお問い合わせ

一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会 事務局
E-mail:contact@rcij.org

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