今年3月に起きた熊本市電同士の追突事故で、車両に速度計が設置されていなかったことを受け、市はすべての車両に設置するため6月議会へ予算案を提出する方針であることが分かりました。
3月に起きた市電同士の追突事故では、乗客と運転士計15人が重軽傷を負いました。
追突の原因として、熊本市交通局はこれまでに「車両の速度超過と、レールに付着した油状のものが関係する」という認識を示しています。
追突した車両は1982年以前に製造されたもので、運転席に速度計はありませんでした。
速度計の設置は法律上の義務はないものの、安全性向上の観点から大西熊本市長は
すべての車両への設置検討を指示していました。
市は来月10日に開会する定例議会に、速度計設置のための予算案を提出する方針です。