49人にのぼる死者、行方不明者を出した8・6豪雨水害を教訓に、鹿児島市の竜ケ水地区などで大雨を想定した対応訓練が行われました。

林佳伸記者
「こちら仙巌園の駐車場には、避難誘導や情報収集を行う本部が置かれており、確認や指示が行われています」

鹿児島市の国道10号線沿いにある竜ヶ水地区や花倉地区では、1993年の8・6豪雨水害で大規模な土砂災害が発生しました。

訓練はこの災害を教訓に大雨の際の住民の避難誘導の手順を確認しようと、鹿児島市消防局などが行ったものです。

この日は総雨量が150ミリを超えたとの想定で、消防隊員らが一軒一軒を回って避難を呼びかける手順を確認しました。

その後、避難指示が出された想定で住民をバスで避難させる訓練が行われました。

鹿児島市消防局 中央消防署・藤崎勉主幹
「日頃から自分の命は自分で守るという自助の精神の下、早めの避難、早めの情報収集を心がけて対策を取っていただきたい」

鹿児島テレビ
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