気象台は5月27日、霧島連山・新燃岳の噴火警戒レベルを火口周辺規制の2に引き下げました。
警戒範囲の縮小により規制されていた登山道も利用できるようになり、26日は行けなかったミヤマキリシマのスポット鹿ケ原にも早速、大勢の人たちが繰り出していました。
ピンクのじゅうたんを敷き詰めたような風景が広がるのは鹿ケ原です。
ミヤマキリシマの見物スポットのひとつで、中岳と高千穂峰の間に広がります。
気象台は27日、新燃岳では火山活動の低下傾向が認められるとして、噴火警戒レベルを入山規制の3から火口周辺規制の2に引き下げました。
規制されていた登山道の利用が再開されたことで、この鹿ケ原にも行けるようになり、早速、別の山に登っていた人や居合わせた人たちが訪れ、ミヤマキリシマの美しさを堪能していました。
登山客
「えびの高原で遊んで帰ろうと思ったけど、駐車場の人が『11時から解禁ですよ』と言ってくれたので、こっちに回ってきた」
「本当にきれい。あっちまでずっと(広がっている)」
「最高にきれいです」
「縄が引いてあって入山規制だったけど、11時から入れるようになってラッキー」
自然公園財団・高千穂河原支部によると、鹿ケ原のミヤマキリシマは今度の週末にかけてが見頃だということです。
改めて警戒範囲です。
新燃岳火口の3キロが2キロに縮小されました。
鹿ケ原は高千穂峰と中岳の間にあり行けるようになりました。
このほか規制が解除された主な登山道は、中岳中腹探勝路や大浪池東回りとなっています。