車の一部からアップサイクルされたサングラス
瀬戸内のエコな話題をお伝えするエコナビです。今回は、サングラスを意外なモノからアップサイクルする取組を紹介します。まずはOHKの佐藤アナウンサーからクイズです。
(佐藤理子アナウンサー)
「こちらのサングラス、実は車の一部からアップサイクルされて出来ているんです。それはいったい何でしょう?
(1) ボンネット
(2) ダッシュボード
(3) ヘッドライト
「車に興味のない人にも喜んでもらえるよう…」ヘッドライトに含まれるプラスチックを再利用
正解は・・・(3)ヘッドライトです。
高松市の自動車販売店「トヨタカローラ香川」では廃素材に付加価値を与えて、新たな製品をつくろうと、4月から車のヘッドライトを使ったアップサイクルを始めました。中四国、九州エリアで初の試みです。
(トヨタカローラ香川 総合企画室 国好真美係長)
「とても丈夫なポリカーボネートというプラスチックを再利用し、車に興味のない人にも喜んでもらえるよう機能性とデザイン性にこだわって作った」
車の修理やメンテナンスではさまざまな廃素材が発生。ヘッドライトは今まで全て廃棄していましたが、地元の就労支援施設で手間暇かけて分解し、プラスチック素材の中でも最高クラスの強度と言われるポリカーボネートだけを分け、再利用します。
「車の目」から「人の目」へ・・・日本一のメガネ生産地で加工されるサングラス
選別された素材は日本一のメガネ生産地、福井県鯖江市でフレームに加工され、上質でおしゃれなサングラスが完成します。
(佐藤理子アナウンサー)
「すごく軽くてフィット感あるのに、締め付けられてない」
(トヨタカローラ香川 総合企画室 国好真美係長)
「アウトドアや長時間の運転にも偏光調光レンズなので使える。車の販売だけでなく地域に貢献して好循環できるよう今後もいろいろな取り組みを考えている」
車の目から人の目へとアップサイクルされるサングラス。トヨタカローラ香川の県内8つの店舗で販売されます。