国土交通省熊本河川国道事務所は、梅雨を前に熊本市を流れる白川で重要水防箇所の
合同巡視を行いました。26日は、防災を担当する県や熊本市の職員など約50人が参加。大雨で洪水が発生した際に水防活動が必要となる可能性がある『重要水防箇所』を確認しました。

【熊本河川国道事務所 藤野 隆河川管理課長】
「白川で、特に大雨の時、気を付けなればならない所をお互いの機関で確認し合って、いざという時に迅速な対応をできるように行うことが目的」

また、熊本河川国道事務所が行う白川を整備する改修事業も見回りました。

【久保田優果リポート】
「西区蓮台寺の白川の右岸では新しい堰を造るための基礎工事が行われています」

3つの固定された堰を撤去し、新たにゲートのついた堰を造る工事で、大雨などで
川に流れる水の量が増えた際に対応します。

このほか、川の底を掘るなどの工事も行われていて、完了までに約10年かかるということです。
【熊本河川国道事務所 藤野 隆 河川管理課長】
「ハード整備は着実に進めている。まだまだ十分でないところもある。毎年、災害が起きている昨今だから、大雨の時は自治体や防災機関の最新の情報を確認して早め早めの避難を心がけてほしい」

合同巡視は5月29日、緑川でも行われます。

テレビ熊本
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