高畠町の橋の補修工事の入札をめぐる贈収賄事件で、加重収賄などの罪に問われた町の職員と、贈賄などの罪に問われた受注業者の社長の初公判が26日に開かれ、2人は起訴内容を認めた。

この事件は、高畠町建設課の係長・小梁川守被告(49)が加重収賄などの罪に問われ、南陽市の設計会社・明光技研の社長・高橋則雄被告(58)が、贈賄などの罪に問われたもの。

起訴状などによると小梁川被告は、2024年11月に行われた町発注の橋の補修工事の設計に関する指名競争入札で、「非公開の事業価格」などを漏らした見返りに、高橋被告から3回にわたり現金あわせて約100万円を借り受けたとされている。

26日の初公判で、2人はいずれも「間違いありません」と起訴内容を認めた。
入札情報を漏らした理由について検察側は、「小梁川被告はギャンブルでヤミ金融などに借金をし、その返済にあてるため高橋被告から金を借りた。見返りとして、高橋被告が落札できるよう入札の情報を伝えた」と指摘。

その上で、小梁川被告に懲役2年6カ月と追徴金99万9360円、高橋被告には懲役1年6カ月を求刑し結審した。

判決は、6月13日に言い渡される。

さくらんぼテレビ
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