「ジュンサイ沼」とも呼ばれる村山市の「大谷地沼」は、約300年前から続くジュンサイの産地。
(リポート)
「きょう(26日)から今年の収穫が始まりました。箱舟に乗って人生初の収穫に挑戦します」
葉山水系のきれいな水が流れ込む約10ヘクタールの沼。
箱舟に乗り込んで収穫に挑戦するが、風が強くなかなか前に進めない。
沼を管理する石澤さんにサポートしてもらいながら進む。
独特の食感が人気の「ジュンサイ」は、「ヌル」と呼ばれる寒天質の膜で覆われている。
ヌルヌルしていて採るのが大変だが、慣れてくると時間を忘れるほど夢中になる。
収穫のコツは親指の爪で茎を切り、若い芽だけを摘むこと。
7年前から始めた収穫体験はリピーターもいるほどの人気ぶりで、26日から始まる今年の体験は、すでに100人ほどの予約が入っている。
採れたての天然ジュンサイは、さっとゆでるときれいな緑色になる。
ポン酢をかけていただく。
(リポート)
「ぬるぬる! 食感はぬるぬるの中にシャキッと感もあって、茎の部分がシャキっとしている。(Q.味は?)ポン酢…笑」
キラキラと輝き、見た目も涼し気な村山市特産のジュンサイ。
ここ10年間は、毎年約1~2トン収穫されている。
(大高根じゅん菜採取・石澤俊広さん)
「自然の中で箱舟に浮かんで、バックに葉山の残雪が残る風景を見ながらゆったりと過ごして楽しんでほしい」
ジュンサイの収穫体験は、27日から7月末まで楽しむことができる。
7月20日には「第4回全日本ジュンサイ摘み取り選手権」が開催され、毎年県の内外から約50人が参加する。