福岡県筑紫野市で小学生の列に車が突っ込み、児童4人がけがをした事故から26日で1週間です。
親族を亡くした過去を持つ「通学路戦士」が現場で訴えたこととは?
◆記者リポート(19日)
「線路の近くで車が完全に横転していまして、警察官らが周辺に散らばったものを確認しています」
筑紫野市で19日の下校時間帯に起きた事故。
74歳の女性が運転する軽乗用車が踏切付近を歩いていた小学生の列に突っ込み、9歳の男子児童4人が足の骨を折るなどのけがをしました。
事故から1週間が経った26日に現場を訪れたのが…
大野城市を拠点に活動する「通学路戦士パトーラ」です。
◆「通学路戦士パトーラ」 村岡麗菜さん
「1週間前の事故を受けて、まずは子供たちの恐怖をぬぐえたらいいなと、そういう思いで立っています」
通学路に立ち、子どもたちの登下校を見守りました。
「パトーラ」の正体は大野城市在住の村岡麗菜さん。
小学生の子を持つ2児の母親です。
村岡さんは2012年に京都府亀岡市で、集団登校の小学生の列に突っ込んだ無免許暴走事故で、いとこの幸姫さんを亡くしました。
「2度と悲惨な事故が起きてほしくない」と大野城市で交通安全指導員として活動しています。
◆「通学路戦士パトーラ」 村岡麗菜さん
「1人で事故をなくすのは難しいので、社会全体で変えていくしかない、動いていくしかないと思っています」
「通学路戦士パトーラ」の活動は続きます。