25日は雨の範囲が東日本から北日本へ移動。
曇りがちですが、天気は西から回復しています。
こうした中、各地では争奪戦が盛り上がりました。
打ち上げられた御神旗をめがけて一斉に駆け出す騎馬武者たち。
福島県の伝統の祭り「相馬野馬追」が2日目を迎え、祭りのハイライト「神旗争奪戦」が行われました。
2025年の相馬野馬追には、過去最多となる40騎の女性騎馬が参加。
これまで未婚の二十歳未満だった女性の参加条件が撤廃されたからです。
女性騎馬が見事に旗を取りました。
25日はもう一つの祭りのハイライト「甲冑(かっちゅう)競馬」も行われました。
のぼりをなびかせながら速さを競う戦国絵巻さながらの風景に、訪れた人たちから大きな拍手が上がっていました。
争奪戦は北海道でも行われました。
みこしの上からまかれているのは、流氷明けのオホーツク海で取れた旬のカニ。
抽選で選ばれた赤いヘルメット姿の人たちが、白いかごを使ってカニを受け止めます。
カニは落ちても形が崩れないように緩衝材に包まれています。
カニをゲットし喜んでいる人がいる一方で、「全然取れなかったです」とがっかりしている人も。
2024年は当選倍率が約12倍と人気が沸騰したため、2025年はカニまきの回数を4回に倍増しました。
25日は西日本では天候が回復しましたが、東日本などでは雨や曇りの所が多くなりました。
そんな中、神奈川・横浜市の山下公園では横浜港の開港を記念するイベント「ハマフェス」が開かれ、家族連れなど多くの人が訪れました。
横浜名物のシウマイの入ったカレーや中華街の有名店の豚まんなども販売され、人気となっていました。
午後になると日差しが出て気温も上がり、かき氷を食べる子供たちも見られました。
一方、兵庫・相生市では、初夏の風物詩「相生ペーロン祭」が開かれ、ペーロンと呼ばれる手こぎの木造船で速さを競うイベントが開かれました。
片道300mのコースを32人が協力して船をこぎます。
25日は女性だけのチームなど53チームが参加。
抜きつ抜かれつの白熱したレースに、訪れた人たちが熱い声援を送っていました。