中国軍の空母「遼寧」が25日、沖縄県の尖閣諸島沖の東シナ海を航行し、戦闘機などの発着艦を行ったと防衛省が発表した。
防衛省によると、同日午前7時ごろ、中国海軍の空母「遼寧」やミサイル駆逐艦など計5隻が、尖閣諸島の久場島の北、約200kmの海域を航行しているのを確認した。
また、「遼寧」に艦載された戦闘機とヘリコプターが発着するのを確認した。
航空自衛隊の戦闘機がスクランブル(緊急発進)して対応し、領空侵犯はなかった。
東シナ海での中国空母からの戦闘機の発着艦を防衛省が公表するのは初めて。
尖閣諸島周辺では5月3日に中国海警局のヘリが領空侵犯をしていた。
(※画像は防衛省提供)