ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの難民を乗せた船が転覆するなどして、427人が死亡した可能性があります。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の報告によりますと、5月9日から10日にかけてロヒンギャの難民を乗せた船2隻が、ミャンマー沖で転覆するなどしたということです。
2隻には、ミャンマー西部ラカイン州と隣国バングラデシュの難民キャンプから逃れたあわせて514人が乗っていて、87人は救出されたものの、427人が死亡した可能性があるとしています。
周辺海域はモンスーンの影響で荒れていたとみられ、UNHCRは「ロヒンギャ難民の海難事故では今年最悪だ」と指摘しています。