閉山中の富士山で遭難した場合の救助の有料化を巡る議論を受け、静岡県静岡市の難波喬司 市長は5月23日、無謀な登山については「有料化すべき」との見解を示し静岡県と協議する考えを示しました。

静岡市・難波喬司 市長:
最近の事例を見ると皆さんお感じになると思いますがあまりにも酷いという状況ですね

閉山中の富士山では4月、中国人大学生が1週間に2度遭難するなど無謀な登山が問題となっていて、県は防災ヘリが行う救助について有料化に向けた検討を始めています。

防災ヘリを所有し南アルプスなどで遭難者の救助を行っている静岡市の難波喬司 市長は、救助は無料が基本とした上で最近の登山事例はあまりにも酷く、そうした場合は有料にすべきと述べました。

静岡市・難波喬司 市長:
ほかにも困ってらっしゃる方がいっぱい、いらっしゃるので(税金を)そういう所に使うべきという議論は必ずあるわけで、あまりにもこれは酷いんじゃないかという場合については有料というのはありえるんじゃないかと、あるべきではないかなと

そのうえで難波喬司 市長は県と足並みを揃えていく考えを示し、今後県との協議を進める方針です。

一方で鈴木康友 知事が見直しを指示した県立中央図書館の移転計画については、同じ東静岡地区で市が県の計画を前提とした街づくりを進めていることを踏まえ、早期の整備を望む考えを明らかにしました。

テレビ静岡
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