自然環境を守ることの大切さを伝える企画展が長崎市で行われています。
注目は植物を使ったスピーカーです。
KTN記者
「この葉っぱをこの機械につけると・・・まるでスピーカーのように音楽が流れます。温かみのある優しい音です」
自然環境の大切さを訴えようと作られた「植物スピーカー」です。
発明したのは植物音響研究所の古賀敬司さんで、様々な葉や花を試した結果、最も音の響きがよかったという「カークリコ」を選びました。
音響発生装置を植物に接触させると、葉が細かく振動し、スピーカーのように音が鳴る仕組みです。
古賀さんは植物スピーカーを通して「地球は人間のものだけではない」というメッセージを届けようとしています。
古賀敬司 代表
「この植物たちが青い地球を作ってきたことに対して、人間が何をしているのだろうかということを一緒に考えていただければなと思います」
会場には海洋汚染や地球温暖化防止などを訴えるポスターや、原水爆のおそろしさを伝える焼き物のオブジェなど、約30点が展示されています。
企画展は無料で、長崎市のナガサキピースミュージアムで6月15日まで開かれています。