22日の国会。
与党と立憲民主党による年金制度改革の修正協議がスタートしました。
この法案を巡っては、21日の党首討論で、立憲民主党の野田代表は厚生年金の積立金を使った基礎年金の底上げ策が、自民党の意向で当初案から削除されたことを「あんこの入っていないあんパンだ」と批判。
立憲民主党・野田代表:
まさにあんこが入っていないあんパンを出してきた。一番大事なきもにあたる部分、基礎年金の底上げ部分が入っていない。
これに対し、石破首相は「我が党の中でも侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が行われ今日に至った。この部分だけがあんこで、それ以外は違うということではない」と述べました。
22日から始まった修正協議で、立憲民主党側は底上げ部分を復活させた修正案について説明。
これに対し、与党側は持ち帰って検討すると伝えました。
与野党の担当者は次のように話しました。
立憲民主党・山井議員:
すったもんだの末に抜かれたあんこをもう一回入れてくれという話なので、そういう意味で五分五分くらいの感触。
自民党・田村元厚労相:
もともと政府が出そうとしていたものに近いものを提案いただくという話なので、それも踏まえて検討したい。
3党は、26日に改めて協議するということですが、少数与党の石破政権が法案を成立させるには野党の協力が不可欠です。