福島で車のサンルーフから子どもが身を乗り出して走行する危険運転をカメラがと。宮城での信号無視や、宮崎でのシニアカーの無謀な横断など、全国で交通ルールを無視した行動が相次いだ。専門家によると、車の直前直後の横断は道交法違反となる可能性があるという。

サンルーフから身を乗り出す子供たち

福島・西郷村で3日午前10時半頃、家族で動物園に向かう途中の撮影者が目にしたのは、走行中の車のサンルーフからひょっこり身を乗り出す子どもたちの姿だ。

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撮影者
子どもたちの安全を考えたら、あり得ないと思った

カーブに差し掛かっても体は引っ込めず、対向車がすれ違っても、そのままの状態で走行。

万が一振り落とされれば、命の危険すらある状況だ。

撮影者によると、少なくとも約20分間にわたり、こういった行為を繰り返しながら走行していたという。

信号無視でナチュラルに左折

宮城・仙台市では、4月7日午後9時頃、交通ルールを無視した自由過ぎる行動をカメラが捉えていた。

交差点手前で白い車が左ウインカーを出している。

そのままナチュラルに左折して行くが、映像を確認すると、信号のタイミングは完全にアウト。信号無視だ。

撮影者
もうちょい周りを見て運転しましょう

車の直前をシニアカーが道路横断

宮崎・都城市では4月30日午後3時過ぎ、自由過ぎる行動に撮影者も思わず「急に出てこられたからビックリして」と話す。

車道に飛び出してきたのはシニアカーだ。撮影者の車は道の真ん中で急停止。

撮影者
渡りたそうにしていたし、行かせてあげないと危ないなと思いまして。『ありがとう』 みたいな感じで渡って行かれましたね。

そもそもシニアカーは道交法上、歩行者とみなされるため道路の横断は基本的に問題ない。しかし、今回のようなケースでは横断する際に注意が必要だという。

高山法律事務所・高山俊吉弁護士は「車の直前直後の横断はいけないことになっているので、道路交通法違反になる可能性もある」と話している。

警察の注意を無視すると、2万円以下の罰金、または科料となる可能性もあるという。
(「イット!」5月21日放送より)

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